吉田佳右犯行動機「別居するほど詰んだ嫁への不満」妻メタノール中毒死

yoshida keisuke

 

今年1月、東京都大田区の自宅マンションで、「第一三共」の社員吉田佳右容疑者(40)が起こした妻容子さん(当時40)をメタノール中毒死させた事件で、逮捕された吉田佳右容疑者と死亡した妻の容子さんの間に、異性関係などをめぐり、たびたび口論になっていたことが、17日捜査関係者への取材で明らかになりました。

 

この記事では、吉田佳右容疑者の犯行動機について、過去のメタノールを使用した事件を元に、追跡していきたいと思います。

 

吉田佳右大学院「メタノールの扱いはお手のモノ」第一三共社員事件

吉田佳右自宅マンション「景観がキレイな西馬込の好立地」メタノール殺害事件

吉田容子学歴「関西の有名大学に通ったリケジョ」メタノール中毒死

吉田佳右イケメン画像「見ようによっては役者の顔」第一三共社員の不祥事

吉田佳右第一三共社員「世話になった会社への裏切り」メタノール持ち出し容疑

 

 

吉田佳右犯行動機「異性関係の言い合い」妻容子さんとの口論

2022年9月17日、時事通信社の報道で、妻をメタノールで中毒死させた容疑で逮捕された吉田佳右容疑者の、犯行に及ぶ背景が一部明らかになりました。

時事通信社の報道で、吉田佳右容疑者と妻容子さんとの夫婦関係は数年前から不仲であり、「異性関係」に関して口論になっていたことが明らかになりました。

(出典:時事通信社 より)

異性関係などでたびたび口論 背景に長年の夫婦不仲か メタノール中毒死事件・警視庁

東京都大田区で1月に起きたメタノール中毒死事件で、殺人容疑で逮捕された製薬大手「第一三共」の社員吉田佳右容疑者(40)と死亡した妻容子さん(40)は数年前から夫婦仲が悪く、異性関係などをめぐりたびたび口論になっていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。
警察に相談をするほどの夫婦間トラブルに発展したこともあり、警視庁捜査1課は、事件の背景に不仲があったとみて動機解明を急ぐ。
捜査関係者によると、かつて会社の同僚だった2人は2010年に結婚したが、その後、異性問題などをめぐり徐々に関係が悪化。7~8年前には、吉田容疑者とのトラブルについて容子さんが警察に相談したこともあった。
容子さんのスマートフォンからは、吉田容疑者を追及するような様子が映った複数の動画も見つかった。長男と3人暮らしだったが最近は家庭内別居状態で、夫婦は食事もほとんど別々に取っていたとみられる。
吉田容疑者は1月14~16日ごろ、自宅で容子さんにメタノールを摂取させ殺害したとして逮捕された。同容疑者は「妻に殺意を抱いたことはない」と話し、容疑を否認しているという。 

 

容子さんのスマートフォンからは、吉田佳右容疑者を追及するような様子が映った複数の動画が発見されているということで、妻が夫の「異性関係」について、不満を持っていたことが推察されます。

 

また、読売新聞の報道では、吉田佳右容疑者が、夫婦仲が悪かったことを認めた上で、「妻に手を上げたことがある」と供述していることが明らかになりました。

 

(出典:読売新聞 より)

メタノールで妻殺害、容疑の夫「妻に手を上げたことある」…数年前から夫婦仲が悪化

製薬大手「第一三共」研究員の吉田佳右(けいすけ)容疑者(40)が妻に対する殺人容疑で逮捕された事件で、吉田容疑者が数年前から妻と不仲で、逮捕前の任意の調べに「けんかの時に手を上げたことがある」と供述していたことが、捜査関係者への取材でわかった。逮捕直後に容疑を否認したが、その後、黙秘しているという。

 

さらに、NHKの報道により、妻の容子さんは、夫の佳右容疑者から過去に暴力を受けていた疑いがあるということも明らかになりました。

 

過去に妻が夫から暴力を受けていた疑いのあることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

 

以上のことから、吉田佳右容疑者は、自身の「異性関係」について妻の容子さんから追及されたことから夫婦不仲が起き、別居をするほど悪化していったと推察することができます。

そして、吉田佳右容疑者の暴力が、妻の容子さんとの関係をさらに悪化させていったことが推察されます。

 

また、毎日新聞の報道で、妻の容子さんは、夕食の際、焼酎を飲む習慣があったことが明らかになっています。

 

(出典:毎日新聞 より)

容子さんは夕食時に焼酎を飲む習慣があったといい、同課は吉田容疑者が事前に焼酎にメタノールを混入し、14日夜に容子さんがその焼酎を飲んだ可能性があるとみている。

 

吉田佳右容疑者は、容子さんが夕食に焼酎を飲む習慣を知っていた上で、無色無臭のメタノールを、容子さんの愛飲していた焼酎に混入させていたという可能性が高まっています。

 

過去に、なんらかの恨みや不満を動機にした、「メタノール」を用いた殺人/殺人未遂事件が、2016年と2017年にも起きています。

以下で、その事例を紹介していきます。

 

 

2016年西宮市「晩酌にメタノールを混入させ夫を殺害」大川房子事件

2016年3月9日、兵庫県西宮市の主婦、大川房子容疑者(当時48)が、有毒のメタノールを夫である会社員・大川廣明さん(当時59)の酒の中に混入させ、殺害しようとしたとして逮捕された事件がありました。

(出典:J-CAST テレビウォッチ より)

酒にメタノール混ぜて夫殺害!嘔吐、失明、呼吸困難・・・死に至る毒性
2016年03月11日13時09分 

夫(59)の酒にメタノール(メチルアルコール)を混ぜて飲ませたとして、妻の大川房子容疑者(49)が9日(2016年3月)、殺人未遂容疑で兵庫県警に逮捕された。

 

(出典:NNN より)

 

この事件では、妻であった大川房子容疑者が、夫からの「離婚話」を機に、「夫からの日常的な態度に腹を立てた」という動機だけは明らかとなり、一貫して殺意は否定していました。

“金銭トラブル”や “異性問題” などは動機はなかったとされています。

夫が日々愛飲していた2リットルパックの日本酒にメタノールを混ぜ、数日間にわたって摂取した結果、外出先で体調異変を来し、搬送先の病院で意識不明となり、その後「多臓器不全」で死亡しました。

素直に “夫が飲み酒に燃料用アルコール(メタノール)を混ぜた” と自供。

ところが妻は混入を認めたものの、一貫して殺意を否定しており、そのため神戸地検は傷害致死で起訴した。

外出先で体調異変を訴えるまでの数日間で、夫の2リットルの紙パック入りの日本酒を数日間にわたって飲んでいたという。自宅では日本酒だけでなく、ウイスキー、焼酎など他の酒からもメタノールが検出されている。

(出典:週刊ポスト より)

離婚の話は出ていたそうですが金銭トラブルや異性問題などの動機はなく、妻は “夫の日常的な態度に腹が立った” としか語らない。 “こんなことで死ぬとは思わなかった” などと殺意を否定しています。

 

大川房子容疑者は、メタノールに関しては、「こんなことで死ぬとは思わなかった」と語るくらいで、薬品に関しては素人だったようです。

2016年11月16日の神戸地裁の判決では、「1か月前から危害を加えようと考えるなど、強い加害意識に基づく犯行」などとして、懲役9年を言い渡す結果となりました。

これまでの裁判で、大川房子被告は起訴内容を認めた上で、「夫を悪酔いさせたかった」と主張していたとされています。

 

(出典:JNN より)

 

2017年加古川市「父親いなくなれ」山本晃久メタノール殺人未遂事件

2017年2月6日午後11時頃~7日午前9時30分にかけて、兵庫県加古川市平岡町土山の住宅で、父親の飲料水にメタノールの混ぜ殺害しようとしたとして、兵庫県警加古川署は4月11日、殺人未遂の疑いで会社員・山本晃久容疑者(27)を逮捕しました。

山本晃久容疑者は、自宅でペットボトルに入った飲料水の中に、メタノールを含む市販の液体を混ぜ、同居する父親(52)に飲ませて殺害しようとしました。

(出典:ニュース速報Japan より)

 

 

山本晃久容疑者の犯行の動機は、生活態度や交友関係に対する父親の日頃からの注意だったとされています。

警察での取り調べに対して、山本晃久容疑者は「父親がいなくなれば良いと思ってやった」などと供述し、容疑を認めたとされています。

 

2016年・2017年の「メタノール」を用いた事件においては、薬品に関して専門に扱っている人物ではなく、一般の主婦、一般の会社員でした。

今回の吉田佳右容疑者の事件においては、夫も妻も大手製薬会社の「第一三共」に勤めた経験がある人物であり、どちらも薬学に関して博識であったことも明らかになっています。

吉田佳右容疑者は、妻への不満を晴らすための手立てを、巧妙な手口で実行したとされています。実際に、妻である容子さんは「メタノール」中毒で亡くなりました。

 

「メタノール」に関して、吉田佳右容疑者が、日頃から扱っていたことも明らかになっています。

(出典:毎日新聞 より)

捜査関係者によると、吉田容疑者は製薬大手「第一三共」の研究員として薬品の研究開発部門に所属しており、業務でメタノールを扱うこともあったとみられる。第一三共によると、メタノールの原液は施錠された倉庫などで保管し、使用する際は記録をつけるよう社員に義務づけているという。

 

この有毒な薬品「メタノール」と、吉田佳右容疑者の犯行との関連の解明が現在も進められています。

 

吉田佳右大学院「メタノールの扱いはお手のモノ」第一三共社員事件

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