和歌山県立和歌山商業高校の野球部の男性監督(64)が、部員の1年生の男子生徒(16)の頭をバットで殴る体罰をしたことが問題となっています。
男子部員はその後退部し、適応障害の治療中ということから、和歌山県警が被害届を受理し、傷害事件として捜査しています。
この記事では、県立和歌山商業高校野球部の監督について調査し、監督の名前・顔画像や、県立和歌山商業高校野球部のホームページ、過去の体罰事例について探っていきたいと思います。
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県立和歌山商業高校野球部監督の名前「昭和の人間は必要ない」爆サイですでに話題
10月15日午前の練習中に、県立和歌山商業高校野球部の監督が、体罰を起こしたことは、ネットのタレコミで、すでに話題となっていました。
県立和歌山商業高校野球部のことを知る人たちの中では、バットで頭を叩く行為まで知れ渡っていたようでした。
1カ月以上も経ってようやくニュースとなった体罰問題報道により、実名を暴露する人物が現れました。
県立和歌山商業高校野球部の監督は、田中誠藏(せいぞう)という人物であるようです。
「県立和歌山商業高校野球部 田中誠藏」で検索すると、確かに田中誠藏監督でコメントしている記事がありました。
田中誠蔵・和歌山商監督「強打の智弁和歌山を2点に抑えたが、点が取れなかった。毎回活躍する選手が変わる、いいチームになった。よくやってくれた」
和商の田中誠藏監督は熊野の好投手・久保への対応について「打たせて取る良い投手。そんなに点は取れない。少ない好機をものにできればと考えていた。緩い変化球を逆方向に打つよう指示した」と振り返った。先制打を放った加瀬田は「大会が近づいてもなかなか調子が上がってこなかったが、やるしかないと思い試合に臨んだ」と明かし、5回の先制打について「ストライクを取りに来る直球を積極的に打とうと思っていた。走りながら『抜けてくれ』と思った。適時打になった時は最高の気分でした」と笑顔で振り返った。
「爆サイ」の中では、田中誠藏監督の評判の悪さが目につきました。
田中誠藏氏がいつから野球部監督に就任したかは後述しますが、田中監督は、毎年のように “監督を囲む会”のような、父兄との飲み会を開催し続けていたようです。その催し物に対して、「昭和みたいな事」と、裏では揶揄されていることが暴露されていました。
体罰問題が起こる直前には、監督交代を要望する声まで上がっていました。
現在の田中誠藏監督の評判は悪く、 “昭和の人間” と表現されていました。指導方針の古臭さがあり、その実情が、今回の体罰問題に反映された形となったようです。
田中誠藏監督の顔画像「至って穏やか」裏で木製バット体罰
田中誠藏監督の顔画像を調査すると、5月の取材の様子が残されているのを発見しました。
和歌山商業が5年ぶりに夏のシード権を獲得しました。試合後田中誠藏監督は「ノーエラーで終われて良かった。ベンチも盛り上げて総合力を出せたのでは」と振り返っていました。
現在64歳と報じられている田中誠藏監督は、年相応の面持ちといった感じです。このような穏やかそうな人物が、練習中の1年生の頭に、木製バットを振り下ろすとは恐ろしい限りです。
円陣を組む田中誠藏監督の姿もありました。
(出典:高校野球和歌山大会)
こちらもマスク姿の表情ですが、目は笑っているように見えます。試合の時は、部員たちを和ますことに徹していたのでしょうか。人前と、裏側とのギャップの大きさを感じます。
甲子園でのインタビューの姿も発見しました。
甲子園出場監督というだけで、尊敬される存在だったことでしょう。
県立和歌山商業高校野球部ホームページ「過激すぎて載せられない」なぜか情報少なめ
和歌山県立和歌山商業高校のホームページに、田中誠藏監督に関する情報があるかどうか調査しましたが、全体写真1枚を発見するのみとなりました。
(出典:和歌山県立和歌山商業高校 クラブ部活)
ぼやけた画像となっており、部員も監督も、表情を確認することができませんでした。向かって右端にいる人物が、田中誠藏監督なのかと思われます。
コメント欄には、前向きな発言が簡潔に述べられていました。
(出典:和歌山県立和歌山商業高校 クラブ部活)
「甲子園に春夏あわせて7回出場している」と報じられるほどの名門校で、あってはならない体罰問題が起こってしまい、これまでの指導実態に関しても疑問がわいてきます。
県立和歌山商業高校野球部監督の前科「平手打ちで謹慎」当時は田中誠藏コーチだった
さかのぼること2008年、県立和歌山商業高校野球部の前任監督にも、体罰問題の報道がありました。
電子掲示板サイト「5ちゃんねる」では、その当時の状況が暴露されていました。
和歌山商業はこの大事な時に監督がいないのか
誰がチクったんや
部員に行き過ぎた指導があったとして、秋季近畿地区高校野球大会に出場する県和歌山商の
米原寿秀監督が、日本高校野球連盟から警告処分を受けた。同校も謹慎処分としており、米原
監督は同大会の監督から外れ、田中誠蔵コーチが監督を務める。
同校などによると、9月の練習中、部員1人の顔を平手でたたくなどしたという。
前・県立和歌山商業高校野球部監督は、2008年9月の練習中に、部員の一人を平手打ちしたことが、高野連から “行き過ぎた指導” と判断され、謹慎処分となった過去があったことがわかりました。
その際、監督代理として昇格したのが田中誠藏氏だったと記されています。
部員に対する行き過ぎた指導を目の当たりにして交代した田中誠藏監督が、14年後に、さらに行き過ぎた指導で傷害容疑の当事者となってしまいました。
「ヤフコメ」には、田中誠藏監督の口の悪さが暴露されていました。
2021年の練習試合での言葉の暴力も目撃されていたようで、対戦相手の父兄にも反感を持たれるような監督してあるまじき発言をしていたようでした。
野球部を強くするためであれば何をしてもいいのか。指導者の資質に関して問われる問題であると共に、被害を受けた部員生徒の将来に傷をつける問題ともなっています。
裏で「昭和の人間」と称される、田中誠藏監督の時代錯誤ともとれる指導法で特訓を受けてきた他の生徒への余罪についても疑いが募ります。