札幌市東区の自宅アパートで、瀬川結菜さん(22)を窒息死させた、53歳の小野勇容疑者。
その真の姿は、嘱託殺人を古くから “人のため” と信じて繰り返してきた異様な人物でした。
この記事では、小野勇容疑者の人物像を主軸にして、瀬川結菜さんの絞殺事件をまとめていきたいと思います。
小野勇の経歴ウソだった「単なるホラ吹き借金野郎」あきれる空想癖
10月14日・15日の『文春オンライン』で、小野勇容疑者の経歴がほぼウソだったことが明らかになりました。
(出典:文春オンライン より)
小野容疑者が高校卒業後、初めて社会人として働き始めたのが北海道・千歳の駐屯地にある陸上自衛隊第7師団71戦車連隊である。取材班は、約30年前、小野容疑者と自衛隊員として苦楽を共にしたという、当時の同僚A氏を取材した。A氏は当時から小野容疑者が持っていた“強烈な空想癖“について証言した。
基地の外でも腰にサバイバルナイフを入れて出歩いていた
A氏によると、小野容疑者は「就職に失敗して自衛隊に入った」と話していたという。陸上自衛隊では戦車連隊の通信業務を担当。6年間、働いた。小柄で、体力はなく事務作業も得意ではなかったという。A氏は小野容疑者の入隊から2年後に同じ連隊に配属された。
小野勇容疑者が高校卒業後、就職に失敗して自衛隊に入隊したことがわかりました。
陸上自衛隊千歳駐屯地の戦車連隊で6年間過ごしましたが、体力もなく事務作業もできなかった人物でした。
(出典:文春オンライン より)
自衛隊を辞めるきっかけとなった「借金問題」
取材班が接触した小野容疑者と最近まで接していた複数の女性も、小野容疑者について「ミリタリーファッションを好んでいた」「弾かないのに待ち合わせ場所にギターケースを背負ってくる」などと証言した。当時からヴィジュアルへのこだわりは強かったようだ。
一方、A氏によると性格は「オタクっぽい感じ」だったという。内気で仲の良い同僚は少なく、週末に外出する時でも1人で飲みに行っていた。普段の生活態度については、遅刻や寝坊はなかったが、服のアイロンがけや靴磨きなどはせず、どこかだらしない雰囲気だったという。それは金銭面でも同様だった。
千歳駐屯地での小野勇容疑者は、オタク気質で有名で、孤立気味だったとされています。
身だしなみも金銭面もだらしない人間でした。
(出典:文春オンライン より)
「自衛隊を辞めるきっかけとなったのが、借金でした。理由は、酒や女に湯水のように金を浪費したからです。休日に千歳界隈のキャバクラやスナック、フィリピンパブで飲んでは女性に貢いだり、すすきので金曜夜から月曜朝まで2泊3日で“遠征”し、ソープランドなどの風俗店にも頻繁に通ったようです。
千歳のキャバクラの娘たちを『彼女なんだ』と隊内で自慢気に話すこともありましたが、デートをする姿は一度も見たことがない。偶然小野さんが『彼女』と店にいる時に私が鉢合わせしたことがあるんです。席が近かったので、小野さんと『彼女』の話に聞き耳を立ててよくよく会話を聞いてみると、1回飲みにきたことがあるだけだとわかった。小野さんとその女性が一緒に飲んでいても付き合っている雰囲気は全くありませんでした。
こうした話が出るたび『また小野のホラが始まった』とみんな呆れてました」

消費者金融で総額300万円以上の借金
外出時の散財を補うためか、隊内で「金銭トラブル」を起こすこともあったという。
「一度、小野さんが忘年会の幹事をしたことがあるんです。会費で5000円を払ったのにご飯が全然出てこない。『どうなってるんだ!』と先輩が怒りましたが、どうやら5000円より安いプランにして残った金を懐に入れていたようなんです。本人は『店が悪い』『むしろ赤字なんだ』と言い張ってましたが……。
こうした会が開かれた時には、翌日に幹事が上官に領収書を提出することになってましたが、小野さんはそれも拒否し、先輩が怒っていましたね」
自衛隊時代の忘年会で、会費を巻き上げる “詐欺まがい” を起こしていました。
自らの浪費分を、職場の信用を失ってまでも補おうとしていた、愚かな行為が暴かれました。

そして小野容疑者の陸上自衛官時代は “失踪”という形で幕引きとなったという。
「消費者金融で総額300万円以上の借金をつくっていたことが、隊内にバレたんです。当時はまだ自衛隊も厳しかったですから、『全部返済するまで外出はさせない』と、返済計画書まで作らされていました。
それが苦しくなったのか、唯一、外出が許された正月かお盆に基地を出て、そのまま失踪してしまったのです。みんなで探しましたが、実家など足がつくところにはおらず見つからなかった。その後、ある日どこかから小野さんの身分証明書が郵送されてきて、正式に“除隊”となりました」

最近まで小野容疑者に会っていた女性たちの証言では、「人の役に立ちたい」というのが口癖だったというが、小野容疑者が自衛隊員になった動機はそんな高尚なものではなかったようだ。
「小野さんから『お国のために』なんて言葉は聞いたことがありません。自衛隊に入ったのは『生活のため』だったんでしょうね。階級は3曹で終わってますが、なれるはずもないのに『もうすぐ2曹になるはずだ』と自分を買い被っていました。
多額の借金がバレた後も、自分は優秀だと勘違いしている感じでした。自分の世界や価値観の中で全てが完結していて、全く周りが見えていない。ボスニアの紛争に傭兵として参加したとツイッターに書いていたそうですが、『自衛官も務まらなかったやつがよくいうよ』というのが、正直な感想ですね」
「心優しき死神でありたい」とツイッターで綴っていた小野容疑者。周囲には「3年前に2人殺した」とも語っていたというが、こればかりは彼の“ホラ”だったと信じたい。
小野勇を霊視鑑定「眉尻の薄さは晩年孤立の象徴」タロットティアラ
霊視タロットで、事故・事件に関与した人物の内面を占うタロット・ティアラという人物が、小野勇容疑者の顔相から読み取れる情報を発信しました。
(出典:ティアラの恋を叶えるタロット❤ より)
まず、小野勇容疑者の誕生日をネットの情報から割り出し、数字をバラバラにして足した合計が「8」となりました。
12月16日生まれは「いて座」。
この「8」と「いて座」を元にして、霊的顔相を見ていきます。
タロットカードで表す「8」は、力(Strength)を示します。
本来の意味は、頭が良く、仕事もできて、スポーツマンであり体力もあるので、人の中心にいるような人物を指します。
仕事ができて頭がいいだけに、悪い方向に行くと傲慢になりやすい、自分勝手になりやすくなる傾向があるとされています。
このカードは、芸能人に多いカードであると言います。
常にスポットライトを浴びていたい、目立っていたい、人の中心にいたい、輪の真ん中にいたいといった心の欲求がある人物になります。
そうした特性があって、小野勇容疑者がSNSなどで、わざわざカミングアウトをしていたことを踏まえると、「承認欲求」がものすごく強い人物だったことが割り出せると述べています。
そのような欲求を抑えていられず、自分のしたこと(嘱託殺人)がうれしかった、自己顕示欲が高まって悪い方向に向かっていってしまったのだと言及しています。
次に、星座に対応したカードを見ていくと、「いて座」は “戦車” を表すとされています。
とても勢いがある、(戦車に乗っているので)乗り物が好き、スピードが好き、何か目標ができると猪突猛進になる、周りのことは見えなくなる、行動的、常にスピードと変化を求めるタイプ。
本人はうつ病で仕事を辞めたと言っていたが、うつ病に罹っているにも関わらず、ライブに行ったり、温泉に行ったり、SNSなどで人と繋がったりとかしていて、すごい行動的な面がある。
「いて座」の性格がよく出ていると述べています。
小野勇容疑者の顔をよく見ると、眉毛が特徴的であると述べています。
おでこが張っている(面積が広い)人は、知識に対する関心が非常に高く、実際に、小野勇容疑者に関しては、オタクとかナイフとか銃とかを収集することなどに詳しかったことが明らかになっています。
そうした収集癖が高じると、妄想的になり、自分の思い描いた世界の中だけに生きてしまう傾向があるのだと言います。
死神になりたい、送り人になりたいなどの妄想がひどかったことが窺えます。
小野勇容疑者のまゆ毛に着目すると、「薄くて短い」ことがポイントだと言います。
まゆ毛が薄い人は、理性よりも感情が勝る人であることが一般的だと述べられています。
後先を考えず、積極的で押しが強いところがあって、SNSなどで、瀬川結菜さんに対しては、かなり説得したのではないかと推察されると述べています。
まゆ毛が薄い人は、周囲との縁が薄くなる傾向があって、孤立・孤独になりやすいとされています。(実際に、小野勇容疑者はSNSで「天涯孤独」と言っていた)
まゆ尻の部分が特に薄い(無いに近い)人物は、まゆ尻が晩年期を表し、晩年期に特に孤立・孤独になりやすい、晩年期に感情的になりやすい、晩年期に運気が下がることを示すと述べています。
短いまゆ毛の人は、単独行動をして、勢いでトラブルを起こしやすい、集団行動が苦手な傾向があると述べています。
まゆ毛に関する解説がありました。
まゆ頭は「幼年期」、まゆ尻が「晩年期」を表すとされています。
まゆ毛は人生の勢いを表すので、どこかの部分が欠けてるなと思ったら、メイクなどで補うことが大切だと述べています。
ちなみに、瀬川結菜さんの特徴を見ていくと、「目」が特徴的で、切れ長の薄い目がポイントと述べています。
切れ長で薄い目の人物は、情報の選択欲求が強い傾向があるということでした。
瀬川結菜さんは、自分の好きな情報や、自分の欲しい情報だけに、狭まってしまう傾向がある(広い視野が持てない)と言及しています。
直近の結菜さんにとっての興味は(希死念慮があったとすれば)「死」で、その情報を探ってしまう状況だったことが想像できると述べています。
【小野勇への瀬川結菜妹の思い 記事】
情報を探していた瀬川さんと、押しの強い小野容疑者が出会ってしまって、押しの強い小野容疑者からグイグイ押されて、その後も会うことになってしまったと想像できると述べられています。
【小野勇容疑者の顔相霊視 動画】
小野勇犯行は瀬川結菜の依頼「互いの利害が一致した結果」嘱託殺人確定
10月14日の報道で、小野勇容疑者が「(瀬川結菜さんに)殺してほしいと依頼されて首を絞めて殺害した」ことを供述したことが明らかになりました。
瀬川結菜さんの足どりも明らかになってきました。
(出典:日テレNEWS より)
亡くなる直前の今月3日、瀬川さんは小樽市の実家を出ました。警察によると、午前10時から11時の間にJR小樽駅の改札を通過し、電車で札幌市内のJR手稲駅へ移動していたことが、防犯カメラの映像などから判明しました。瀬川さんはその後、レンタカーで迎えに来た小野容疑者と合流したとみられています。
そして、瀬川さんを乗せた小野容疑者の車は、JR手稲駅北側の通りで、防犯カメラに映っているのが確認されたということです。防犯カメラが捉えた黒色の軽自動車の運転席には小野容疑者、助手席には瀬川さんが乗っていたということです。
3日の小野容疑者のものとみられるツイッターには、「レンタカー借りたけどうちの車庫に入らない件」という文章と一緒に、黒っぽい車が映る写真が投稿されていました。これに瀬川さんは乗っていたのでしょうか。
そして3日午後8時ごろには、何かをフライパンで焼く様子を収めた動画と共に「来客中につき、振る舞い肉」と、“来客中の誰か”を肉でもてなすような投稿がされていました。
捜査関係者によると、瀬川さんは3日の夜までSNSで知人とやりとりしていたといいます。そして翌日の4日ごろ、首を絞められ、亡くなったとみられています。

量食えなくなったなぁ
#カレーバイキング
13:09 ・2022/10/03

空き待ちだけど週末にもクルマ借りたいなぁ
結局ドライブはしてないし
迎えに行って一緒にご飯食べて買い物しただけだし(笑)


小野勇が瀬川結菜と接触した形跡「2021年2月以前から知っていた」バレンタイン投稿
小野勇容疑者の供述で、「事件の前にも会ったことがある」と話しているだけで、どれくらい前からなのかが不明な点でしたが、小野勇容疑者のインスタを調査していくと、瀬川結菜さんらしき人物との接点がわかる投稿がありました。
たとえギリースーツ・・・いや、義理とわかっていても手作りのお菓子なんてものすごく嬉しい✨
しかもめっちゃ美味しかった! (* ′¬`*)
32歳も年下の女の子からプレゼントされて喜ぶおじさん(笑)
人の手作りに飢えてるから涙流しながら食べましたん(;∀;)
#バレンタイン #義理 #美味しかった #手作りのお菓子 #めっちゃ嬉しい
2021年2月8日



小野勇の遍歴「画に描いたような転落人生」幻想に生きる厨2男
53歳の小野勇容疑者は、一言では言い表しようのない、独特な人生の歩みを遂げてきた人物であることが徐々に解明されてきています。
小野容疑者の知人と名乗る人の証言からは、小野勇容疑者は、嘱託殺人を10年も前から始めていたことが示唆されていました。
(出典:HTB NEWS より)
『文春オンライン』による報道から、小野勇容疑者の経歴がかなり詳しくなりました。
(出典:文春オンライン より)
ボロボロになったスヌーピーのぬいぐるみと一緒に寝ていた小野容疑者
「UFOキャッチャーで取ったような、大小様々な人形が、たくさん部屋に飾られていたんです。特に大事そうにしていたのは、ボロボロになったスヌーピーでした。小野さんは寝る時にも、一緒に布団に入れて寝ていました。起きているときは、普通の世間話をしていても話が全くかみあわないので、何か病気を持っている人だとはすぐにわかりましたね。ただ、暗い雰囲気の人ではありましたが、病んでいる割にはライブに行ったりと人生を楽しんでいて、明るい性格だった時期もあるんだろうなと感じました。私の場合、仕事も外出もままならず、風呂にすら入る気にもならないですから…」
小野容疑者はAさんに自身の身の上話についても語り始めたという。
「小野さんは北海道育ちで、若い頃は自衛隊に所属し、その後ボスニアで傭兵をしていたと話してくれました。帰国してからは、住宅販売や、キャバクラの店長をやっていて、その後はタクシーの運転手になったようです。ただ、運転手の時期にうつ病を発症して、運転を禁止され無職になってしまったと。30代半ばで結婚したものの、2年半で離婚したようで、娘もいましたが『離婚後は会えていない。会いたい』と悲しそうでした。お父さんが脳梗塞で亡くなり、お母さんは施設に預けることになり、『自宅をそのうち整理しなきゃな』と疲れたように話していました」
小野勇容疑者は、北海道育ち。
若い頃は自衛隊に所属で、その後ボスニアに傭兵として派遣されていました。※ その後の『文春オンライン』の報道で、 “ボスニア傭兵” は虚言だったことがわかりました。
帰国後、住宅販売業、キャバクラの店長、タクシー運転手を経て、そのタクシー運転手のときにうつを発症しました。
社会にうまく溶け込めなかった様子が表れています。
30代半ばに結婚、その後2年半で離婚、娘さんを授かっていましたが、離婚後親権ごと剝奪されて会えない日々となっていました。
今は会えない娘さんは、2022年8月17日で18歳になっていると明かしています。
生まれた日の事は今でもはっきりと覚えてるよ
#HBD #MYDAUGHTER #18th
皮肉なことに、瀬川さんの名前(結菜)と、小野勇容疑者の娘さん(愛菜)の名前が似ています。
仕事もできない、家族にも会えない、そうした絶望感が「うつ」と相まって、自らの存在意義を考え続ける日々となっていきました。
【追記】
離婚の理由は、奥さんも精神不安定者だったからでした。
(出典:文春オンライン より)
【追記 おわり】
10年前とすれば、43歳ごろとなるのでしょうか。
2012年ごろには、自殺願望を持っている人を募り、自死の手伝いをすることが、自他共々の救いになると信じて生きてきたことになります。
2019年5月15日、小野勇容疑者のお父さんが亡くなり、喪主を務めたことが投稿されていました。自らのことを「不謹慎な喪主」と表現しています。
#フレミングの左手の法則 #ちぇけら #無事に父の葬儀が終わりました #不謹慎な喪主
5月 15, 2019

【追記】
小野勇容疑者は、父親の遺骨を保管するほど、父への愛着が強かったことがわかりました。
(出典:文春オンライン より)
【追記 おわり】

「『#死にたい人と繋がりたい』というハッシュタグで検索していたら、小野さん(小野勇容疑者)のツイートを偶然発見しました。リプを送ると、すぐにダイレクトメッセージで連絡がきました。小野さんは『睡眠薬で深く眠ってもらってから首の後ろの急所を刺して殺したことがあります。捕まりたくないから遺体は処理しましたよ』と言っていました。2019年にも本州から来た2人の女性の自殺をお手伝いしたことがあるとも話していましたね。遺体は解体した後に薬品で溶かし、残った骨は粉々にして埋めたそうです。男性は処理が大変だからか選ばないといっていましたが、わざわざ好みの女性を選んでいる印象でした」(小野容疑者の知人女性Aさん)
以下省略

複雑な気持ち
これで良かったのかわからない(;ω;)
#死にたい人と繋がりたい #希死念慮 #死 #うつ病
誰にも知られてはならない、警察にも捕まりたくないと思っている人物が、ネット上に犯行を示す言葉を残すところが、心の揺れ動き、承認欲求の表れと捉えることができます。

薬品で髪の毛や臓器を溶かして、骨は細かく砕いて発酵促進剤と一緒に埋める
さらに、遺体の痕跡を残さないための“処理”については、徹底したこだわりもあったのだという。 「遺体は血抜きをしてから自宅浴室で解体し、薬品で髪の毛や臓器は溶かして、3日ぐらいで処理するそうです。骨は細かく砕いて、バラバラにしてから土に分解されやすいように発酵促進剤と一緒に埋めると言っていました。本人も『警察に捕まりたくない』といっていたので、バレないように徹底していたようです。
4日以上もの間、遺体を放置していたことになります。なぜそこまで時間をかけたのでしょうか。
瀬川結菜さんの遺体と、4日・5日・6日・7日と一緒に過ごす思いはどこにあったのでしょうか。
何か思い入れのようなものがあったのでしょうか。
『文春オンライン』の取材に応じた30代女性Aさんは、その後、小野勇容疑者の世話になる予定だったとされています。
(出典:文春オンライン より)
結局、Aさんは遺体をバラバラに切り刻まれることにためらいを覚え、依頼を検討したものの期限を先延ばしにしたという。瀬川さんの遺体が見つかったことを受けて、「五体満足で発見されたのが羨ましい」「正直先をこされちゃった」感覚だといい、事件が明るみに出なければ自身も依頼しただろうと話す。
Aさん「表沙汰になっていないだけで同じような事件は結構あるんじゃないか」
さらに、実はこうした“死神”からのメッセージを受け取っていたのは、Aさんだけではなかったようだ。 「実は私の他にも『死にたい』とツイッターでつぶやいた知人に、小野さんから『頸動脈切って殺してあげるよ』とメッセージがきていました。色々な人に声をかけていたようです。表沙汰になっていないだけで同じような事件は結構あるんじゃないかな…。私には、小野さんが自分を苦悩から解放してくれる“救世主”のように見えました」
もし10月8日以降も、小野勇容疑者が警察に捕まることなくいたら、瀬川結菜さんの遺体はこの世から無いものとなり、さらにAさんが同様の過程をたどることになっていました。
加えて、Aさんの証言から、この世から抹殺された、小野勇容疑者に葬られた女性たちがいるのじゃないかというゾッとする話が浮上しています。
その中には、先述した2019年の本州出身の2名の女性も含まれているのでしょう。
【小野勇の人物像 記事】
誰もが経験するわけではない、決して同じ道を歩んではいけない特異な人生を、小野勇容疑者が送ってきたことが、この事件を機に知れ渡ることとなりました。
小野勇のSNS「自分のことを知ってもらえる唯一の窓口」自己顕示欲の誇示
今回の女子大学生殺人事件で、小野勇容疑者の情報を探る上で、明るみになったのは、facebook(フェイスブック)・Twitter(ツイッター)・Instagram(インスタグラム)などのソーシャルネットワークでした。
小野勇容疑者は、古くは2014年ごろから、フェイスブックに個人情報を載せ始め、その後ツイッターでは裏アカウントをつくって、自殺願望者たちを募るツールとしても活用していました。
それぞれのツールを使い分け、自らの存在を不特定多数の誰かに伝えることで、社会に求められている確認をしてきたかのようでした。
しかし、それらの自己欲求の満足は単なる幻惑であり、自らの歪んだ正当性を確かめるだけの単なる道具になっていきました。
小野勇容疑者のフェイスブックを閲覧していくと、アウトドア派を装い、スポーツ、料理、音楽などの、印象の良く見える趣味を列挙している様子が窺えました。
自己紹介



サバイバルゲームで「札幌のいっさ君」を名乗り、ネットの中で共通の趣味を持つコミュニティで生きがいを見つけようとする、小野勇容疑者の必死さが感じられました。
【小野勇 facebook記事】

本日Lv.53になりましたん!
すぬーぴーはLv.48になりましたん(笑)
#Lv53 #Lv48 #しーすー #お祝い #ぼっち #誕生日 #札幌
12月 15日, 2021
幼少期の姿を、誰に求められるわけでもないのに公開してしまっていました。

#ピッカピカの一年生 #まだ無垢

#金の指輪 #ドラゴンクエスト #元ペアリング
5月 28 ,2016

1億人の人がいるのに僕が寄り添える人がいないのは何故だろう?
この世にはいないって事か??
#うつ病 #天涯孤独 #北海道
小野勇容疑者を包み込むさみしさがあふれています。
自分に対して自信なんか無い。
同じような人全員は無理だけど、せめて1人か2人くらいなら寄り添うことができないだろうか?
救うなんて大それた事は思ってない。
でも裏切らないで親身になる事は出来るはず。
#うつ病 #死にたい人と繋がりたい #北海道
このような、危険なツイートが通報され、Twitter社からの警告が何度も届いていました。


むかつく
見当はついてるけど
最近そんなツイートなんざしとらんわい!
誰よ?嫌がらせしてる奴??
Twitterからのお知らせです。
ご利用のアカウントから自殺や自傷行為をほのめかす内容が投稿されたことについて、他のTwitter利用者から報告がありました。
つらい思いをしているときは、誰かに話すことで気持ちが少し楽になるかもしれません。
自傷行為、自殺願望、うつ症状などがあるときは、自分以外の人に助けを求めましょう。うつ症状、孤独感、薬物乱用、病気、人間関係の問題、経済的問題などの理由で悩んでいる方は、セーフティーセンターに掲載されている支援機関に相談することができます。
あなたには力になってくれる人がいます。ひとりで悩まないでください。
ぜひご相談ください。
事件発覚後、小野勇容疑者のツイッターアカウントは全国のネット民の目に触れ、その後凍結状態となってしまいました。
@utsunoossan_
アカウントは凍結されています
【小野勇のツイッター 記事】

今回絞殺された瀬川結菜さん以外にも、小野勇容疑者の殺人マニュアルの手にかかったであろう人物たちの影がチラつき始めています。
今後の捜査は、長期化することが見込まれていると、元警察関係者は見ています。
小野勇の犯行現場「遺体処理施設と化した激安賃貸」瀬川結菜の絞殺事件
小野勇容疑者の自宅は、札幌市東区北45条東15丁目にある「KIRAMECK栄町3号館 103号室」でした。
外観はこのようになります。赤枠の部分は、報道でよく映っていた車庫です。
部屋の中はこのようになっています。
小野勇容疑者の部屋の中はとにかく物が多かったと言われています。
間取りはこのようになっています。
家賃は3万円と、かなり家計を切り詰めた結果の住処だったことがわかります。
【追記】
生活費を賄うために、処方された薬を売っていたことがわかりました。
(出典:文春オンライン より)
生活保護で無料でもらった薬を女性に売り、生活資金にしていた
別の知人女性によると、小野容疑者は金に困っていたようで大量の薬がうつった写真をツイートし、「欲しい人はDMください」と募ることもあったという。生活保護で無料でもらった薬を安く女性たちに売り、生活資金にして暮らしていたという。障がい者の等級についても「医者に交渉して2級にしてもらった。地下鉄も乗り放題で年金も上がった」と、この知人に話していたようだ。
【追記 おわり】
地図で見るとこのようになります。
JR手稲駅からは12~13㎞ほどの場所になります。JR札幌駅からは北に進んだ場所に位置します。
瀬川結菜さんが住んでいた小樽市末広町からは、約38㎞ほど離れた場所に位置します。
警察の目に触れぬよう、遺体を処理して証拠を消した過去があるとされる小野勇容疑者。
瀬川結菜さんの遺族が悲しみに暮れる中、現時点では名前もわからぬ、多くの逝去していった女性たちの姿が、小野勇容疑者の自白によって解明されていくのかが新たな難題となりそうです。
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