ムラヤマ国葬の裏側「感動ビジネスで市場規模5兆円狙う」安倍晋三公費葬儀

abe shinzo

 

2022年9月2日に、安倍晋三元首相の国葬について、東京都江東区のイベント会社「ムラヤマ」が、演出業務を1億7,600万円で落札したことが判明しました。「ムラヤマ」は、かつて安倍晋三氏が首相在任中に、首相主催の「桜を見る会」の会場設営業務を2015~19年にわたり5年連続で担当した会社です。

 

この記事では、今回安倍晋三元首相の国葬を落札した「ムラヤマ」と安倍晋三氏の「桜を見る会」との結びつきについてや、「ムラヤマ」が関連施設として保有している「感動創造研究所」の裏側についてお伝えしていきます。

 

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【追記】ムラヤマ国葬の裏側「一社のみしか入札できない条件だった」

9月23日『週刊ポスト』より、今回の安倍元首相の国葬に際して、初めから「ムラヤマ」しか応募できないようなシステムであったことが報じられました。

(出典:週刊ポスト より)

『週刊ポスト』が入手した “入札説明書” から、応募条件となっていた「(5)」の内容が、ムラヤマ一択になるようになっていたことが明らかになりました。

(出典:週刊ポスト より)

(5) 履行体制証明書を提出し、審査の結果入札参加を認められた者であること。

 つまり、国葬の入札を希望しても、事前の「履行体制証明書」の審査にパスしなければ応募できないという規程である。入札説明書には、この「履行体制証明書」を8月29日正午までに内閣府の「故安倍晋三国葬儀事務局」に提出するように定めていた。

 では、「履行体制証明書」とは何か。国葬の仕様書には式壇など会場の設営から、折りたたみ椅子や車椅子、急患用の簡易ベッド、布団セットなどの必要な備品と数量、要人のセキュリティ確保、国葬儀の企画演出、ビデオなどの記録作成についての要件が細かく決められている。

「履行体制証明書」はそうした国葬を準備し、履行できることを証明するもので、入札説明書に添付された「履行体制証明書」のフォーマットには、〈日本武道館内の設備等を速やかに確認できる指定業者のスタッフを確保し得ること〉〈警備業法第4条の規定による警備業の認可を受けていることの証明〉などと並んで、次のような過去の実績を書き込むように定めている。

〈過去5年以内に、皇族、内閣総理大臣、衆・参両院議長及び最高裁判所長官の全て又はこれと同等の出席があった式典等(要人等を含む1,000人以上が出席)における当該業務に類似する業務(企画・演出及び警備)を行った実績(1回以上)について〉

 そのうえで念を押すようにこう書かれている。

〈内閣府は提出された履行体制証明書の確認を行い、その結果、確実な履行ができないと判断される場合、または履行体制証明書について虚偽の実績があった場合には、不合格とする〉

 入札を認められるためには、過去5年以内に国家的な式典の企画・演出、警備を行なった実績が必要というものだ。この規定で、国葬の入札には、事実上、ムラヤマしか参加できなくなったと見ていい。

「履行体制証明書」は、国葬を準備し、履行できることを証明するもので、入札を認められるためには、過去5年以内に、国家的な式典の企画・演出、警備を行なった実績が必要というものなのだということ。

この規定で、国葬の入札には、事実上、「ムラヤマ」しか参加できなくなるものだったということになると言います。

 

また、提出書類の中に、「履行体制証明書」なるものがあることによって、さらに、条件を満たす会社が「ムラヤマ」一択だったことが浮き彫りになったとも報じられています。

 

(出典:週刊ポスト より)

安倍氏国葬の入札条件に、過去5年間に国家的式典の企画・演出を手がけた実績を示す「履行体制証明書」の提出と審査が盛り込まれたことが、手続き上は一般競争入札でも、当局が最初からムラヤマに受注させることを考えていた”出来レース”の証拠と言えるのではないか。

 

このような入札の実態を知った以上、今回の「国葬」の意義がより一層薄れていき、単なる “政治とカネ” の茶番であることが明確化しています。

 

 

ムラヤマ「桜を見る会」との出来レースからの国葬落札

政府が2022年9月27日に予定している、安倍晋三元首相の国葬について、東京都江東区のイベント会社「ムラヤマ」が、演出業務を1億7,600万円で落札したことが、内閣府への取材の中で判明しました。

政府は8月26日の閣議で、国葬の式典にかかる経費として、2022年度予算の一般予備費から、2億4940万円を支出すると決定しました。警備や海外要人への接遇などを含めた経費の全体像は、国葬終了後に公表する考えを示す考えとしています。

入札は一般競争で8月17~18日に公開され、入札したのは「ムラヤマ」だけだったとみられています。「ムラヤマ」の広報担当者は国葬について「通常の業務の一環として入札した」と話しています。

 

この「ムラヤマ」というイベント会社は、過去安倍晋三氏が首相在任中の2015~19年「桜を見る会」の会場設営業務を担当した会社です。

ここで、「桜を見る会」の過去「ムラヤマ」が落札した価格の経緯を、 “nSearch”の入札・落札案件検索をもとにした画像と共にお伝えしていきます。

 

【2019年】

data(出典:nSearch より)

 

2019年4月13日に開催された安倍首相主催の「桜を見る会」の入札価格は1,680万円で、「ムラヤマ」が落札しています。

この年の「桜を見る会」の予算額は 1,766万円で、総支出額は5,518万7千円だったとされています。

 

【2018年】

data(出典:nSearch より)

 

2018年4月21日に開催された安倍首相主催の「桜を見る会」の入札価格は1,630万円で、「ムラヤマ」が落札しています。

この年の「桜を見る会」の予算額は 1,766万6千円で、総支出額は5,229万円だったとされています。

 

【2017年】

(出典:nSearch より)

 

2017年4月15日に開催された安倍首相主催の「桜を見る会」の入札価格は1,438万円で、「ムラヤマ」が落札しています。

この年の「桜を見る会」の予算額は 1,766万6千円で、総支出額は4,725万万円だったとされています。

 

【2016年】

(出典:nSearch より)

 

2016年4月9日に開催された安倍首相主催の「桜を見る会」の入札価格は1,330万円で、「ムラヤマ」が落札しています。

この年の「桜を見る会」の予算額は 1,766万6千円で、総支出額は4,639万1千円だったとされています。

 

【2015年】

(出典:nSearch より)

 

2015年4月18日に開催された安倍首相主催の「桜を見る会」の入札価格は773万5千円で、「ムラヤマ」が落札しています。

この年の「桜を見る会」の予算額は 1,766万6千円で、総支出額は3,841万7千円だったとされています。

 

2014年に関しての入札記録がありました。

【2014年】

(出典:nSearch より)

 

2014年4月12日に開催された安倍首相主催の「桜を見る会」の入札価格は689万5千円で、「ムラヤマ」が落札しています。

この年の「桜を見る会」の予算額は 1,766万6千円で、総支出額は3,005万3千円だったとされています。

 

このように、安倍首相主催の「桜を見る会」において、「ムラヤマ」が関与したことが示された記録の中には、総額7,541万円の公費が「ムラヤマ」に流れていったことがわかります。

 

そして、2022年9月27日に予定されている安倍晋三氏の国葬に対しては、「ムラヤマ」へと、1億7,600万円もの莫大な公費がつぎ込まれることが決まりました。

 

安倍首相の「桜を見る会」と「ムラヤマ」との関係には、2019年の「桜を見る会」で、内閣府が入札公告前に「ムラヤマ」と打ち合わせをし、開催スケジュールを伝えていたことが発覚した経緯があります。ただ、こうした発注担当者と「ムラヤマ」との “出来レース”とも言える取引は、官製談合防止法違反にも当たり得る行為でしたが、問題とはならずにただ時間だけが過ぎていきました。

 

ムラヤマの裏側「感動ビジネスで市場規模5兆円狙う」

ここで、「ムラヤマ」という会社がどのような会社なのかを調べるために、「ムラヤマ」公式ホームページを閲覧しました。

homepage(出典:株式会社ムラヤマHP より)

 

すると、関連機関のような形で、「感動創造研究所」という存在を発見しました。

その「感動創造研究所」HP内には、「感動ラボ」という “研究成果” と呼んでいる教本のようなデータが発表されていました。

homepage(出典:「感動創造研究所」HP より)

 

ここでは、2010年8月リリース「感動のハナシ」について探っていきます。

 

感動創造研究所「感動のハナシ」

計32ページ及ぶ「感動のハナシ」の3ページ目に『感動創造研究所とは』という説明書きがありました。

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感動創造研究所とは
「感動創造研究所」は、百余年にわたり集客施設やイベントなど空間メディアにおけるコミュニケーション・ コンテンツ創出を社業としてきた、株式会社ムラヤマの実学知見と暗黙知を「感動創造」という立場で見つめ直す趣旨から構想されました。
“感動” と感動価値にかんする研究活動をおこなうことで、「感動創造」ニーズにお応えできるソリューション活動を展開し、感動体験に富んだ社会づくりに貢献していくことを設立目的としています。
■研究ミッション
⑴どのような条件・要素・構成のもとで感動事象が成立するのか。
⑵感動には、いかなる生成技術、活用技術があるのか。
⑶感動には、いかなる活用領域があり、どのようなビジネス価値を創出しうるか。
■研究領域
①ニーズ研究
イベントや集客施設などを中心に感動する時空間の未来を開拓し続けるための調査・研究。
②シーズ研究
今日の科学技術の知見のもと “心—脳/身体—空間” の視点から感動創出技術の創造とさらなる可能性を考察するための調査・研究。
この「感動創造研究所」は、株式会社ムラヤマの「感動創造」に関わる研究機関であることがなんとなくわかります。
次に6ページ目です。
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いうものが、かえって重要になってきます。
 「感動価値」に関心を向ける理由として、このような、人びとを取り巻く情報コミュニケーシ ョ ンの環境変化もあります。
 わたしたちは感動をコアとしたリアルな接点で、 つながり、 むすびつき、 ふれあいのコミュ ニケーション連鎖がとめどなく広がる時代、 「感動価値創造の時代」が到来することを願っています。
感動体験を共有した絆づくり、感動による強い記憶の定着、感動による心の豊かな充足・ ・ ・。
そうしたすべてが感動の効果であり価値なのです。
  • 「感動価値創造の時代」が到来することを願っています
  • 感動体験を共有した絆づくり、感動による強い記憶の定着、感動による心の豊かな充足・・・

など、「感動」を軸とした独自の見解を持っていることが窺えます。

 

続いて7ページ目です。

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感動市場は五兆円!
 誰もが日々の生活の中で、さまざまな感動を体験しています。たとえば、旅に出て大自然の雄大な光景を目の当たりにしたとき、過酷なレースの末に金メダルを獲得したアスリートの涙を見たとき、他人や世界に対して献身して尽くす話を聞いたとき、良質の芸術にふれたとき、人の心は大きく動かされます。 
 もちろん、難問解決の糸口の発見や、もやもやしていたことが腑に落ちた喜びも感動といえるでしょうし、また気に入ったグッズや洋服を発見したときの「超~ カンドウ!or♡」といった印象だって感動です。
 詩人相田みつをは「 “感動”とは、 “感じて動く”と書くんだなぁ。 」といいましたが、 「感動」 はが多いのです。心を激しく動かされる情緒反応であると同時に、人をなんらかの行動にうながす動因になること。
 二〇〇三年に民間大手のシンクタンク三菱総研とg o oリサーチが共同で、インターネットを使った感動にかんするアンケート調査を実施しました。その結果によると、 “感動するために意識的におこなっている行動(レポートでは「感動探し」と呼んでいる)” のビジネス市場規模を五兆円と試算しています。
 感動探しに使う平均金額は、ひと月当たり平均一万一四〇〇円/人で、これをベースに市場規模を算出すると、感動ビジネスの市場規模は年間五兆円にのぼるのだそうです。ちなみに、感動探しの世代別内容は、 一〇代 ・ 二〇代は 「映画を見る」 、 三〇代 ・ 四〇代は 「良好な家族関係の維持」、五〇代・六〇代は「旅行に行く」「自然に触れる」が主なようで、全体の約九割が「来年はもっ
ここで、「感動」をビジネス市場規模価格 “5兆円” と見積もっている記述が登場します。
「感動創造研究所」で扱う「感動」研究は、株式会社ムラヤマのビジネス市場規模価格 “5兆円” を獲得しにいくための機関であることがわかりました。

 

22ページには、挿絵がありました。
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「ムラヤマ」は、2002年日韓サッカーワールドカップの時の会場装飾に関係した実績があります。 “「歓喜」体験の実空間例”の挿絵はその時のもののようです。
stadium

 

また「ムラヤマ」は、2020年10月17日に行われた、中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬を落札しています。葬儀費用は9,600万円でした。ちなみに「ムラヤマ」の落札価格は6,200万円でした。”「悲痛」体験の実空間例” の挿絵は過去のなんらかの葬儀の写真のようです。
data(出典:nSearch より)

 

30ページ目には、なんらかの装置を付けた人物が挿絵で登場します。
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大学芸術工学院をはじめ、多くの大学研究機関ですすめられています。
また、特に最近注目すべきはやはり脳神経科学です。今世紀に入って急速に研究が進み “脳力ブーム” のように一般への浸透も明らかで、脳活動と経済行動を結ぶ “神経経済学” やそれを基礎とする “ニューロ ・ マーケテ ィング” はビジネスの世界にもインパクトを与えています。もちろん、f ‐ MRIや光トポグラフ ィなどによる脳神経レベルからの感動の計測評価を基礎づける研究成果も生まれつつあるようです。
こうした「感動サイエンス」は計測方法だけでなく、感動体験が心脳や生理を活性するさまざまな効用を発見してきました。感動の計測はそうした成果を反映させることで、ビジネス戦略を補強し客観的検証性を明らかにするだけでなく、感動体験という強烈な心身的イベントが、人を元気づけてポジティブな人生と社会をつくる資源かつ原動力となる価値を根拠づけるのです。
「感動」の研究には、金沢工業大学感動デザイン工学研究所・九州大学芸術工学院の研究を、提供資料として扱っているようです。
頭に計測機器をつけて、脳神経に関する研究もしているとされています。

 

一体、「感動創造」の真の狙いが何なのかは謎です。ただ、 金儲けの匂いだけがプンプンします。

ムラヤマの安倍晋三政治との癒着「血税が消えていく」

2019年の「桜を見る会」で、内閣府と入札公告前に事前打ち合わせをし、開催スケジュールを伝えたとされる疑惑を抱えている「ムラヤマ」。「桜を見る会」の他にも、旧東京オリンピックや万博など政治案件を受注しており、政治家と “癒着” しているのではないかと物議が醸されています。

そんな「ムラヤマ」は、2022年3月31日付で、日本テレビホールディングスの100パーセント子会社になっており、その買収額は187億円と言われています。

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(出典:「日本テレビホールディングス 有価証券報告書」2022年6月30日 98,99ページ より)

 

 

日本テレビは、旧統一教会との関わりについての疑惑が報道でも取りざたされている渦中でもあります。

 

「桜を見る会」「安倍晋三」「日本テレビ」「旧統一教会」など、疑惑を抱えるイベント・個人・企業・団体との結びつきばかりが目立つ「ムラヤマ」という会社。

 

そのような会社だけが入札し、「落札」に至った今回の国葬に、「血税が消えていく」と国民の不満が一層募っていきます。

 

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