韓国ソウルの梨泰院(イテウォン)で発生した、ハロウィンの群衆による転倒事故で、犠牲になった日本人の1人が、小槌杏(こづちあん)さん(18)であることが判明しました。
この記事では、こづちあんさんのインスタ画像を紹介し、中学校の頃の画像、韓国語を学んでいたこと、梨泰院との関連、出身地、大学に関することをまとめてお伝えしていきます。
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小槌杏(こづちあん)インスタ画像「ポップでキュート」韓流おしゃれ女子
こちらが、現在報道で公開されている、小槌杏(こづちあん)さんのインスタグラムの画像です。
いつの時期の画像が定かではありませんが、この頃は髪を金色に染めて、丸メガネを身につけた、かわいい小槌杏さんが映っています。
(出典:FNN より)
こちらも時期は定かではありませんが、先ほどの感じとは違った感じで、髪の毛をお団子にして、黒く染めている清楚な小槌杏さんの姿です。
(出典:FNN より)
とても目がパッチリしていて、まゆ毛も整っていて、鼻筋も通っていて、肌も白くツヤツヤしていて、美人な方だったことがわかります。
小槌杏さんのインスタグラム(Instagram)を調査しましたが、現時点でご本人のアカウントとみられるものを発見するまでには至っていません。
引き続き調査していきたいと思います。
小槌あん小学・中学画像「ほんわか笑顔」当時はまだ地味めだった
小槌あんさんの、小学生の頃の写真が公開されました。
元気いっぱいの女の子といった感じです。
小槌あんさんの、中学生の頃の写真が公開されました。
(出典:FNN より)
中学生になってからでしょうか、視力が低下してしまったのか、メガネをするようになったことがわかります。
笑った顔がキュートで、明るい性格の子だった様子が見てとれます。
韓国に語学留学をするほどの学力の持ち主ですから、中学生の頃も勉強をがんばっていたことでしょう。
記者の取材に答えていた、小槌杏さんのおじいさんも、「かわいい子だった」とお話しされていたことから、祖父にも優しい女の子だったことが感じられます。
(出典:JNN より)
のびのびと育っていったことが感じとれる、18歳の小槌杏さんは、希望に燃えて向かった韓国の地で、残念ながら帰らぬ人となってしまいました。
小槌杏韓国語「念願の語学留学」SNS世代留学ブーム
小槌杏さんの韓国行きの目的は、韓国語を勉強するためだったことがわかりました。
(出典:JNN より)


韓国留学の年齢層が10代後半がメインに変化
ソウル市に本社がある日本人向け現地留学エージェント、株式会社SEKCでは、コロナ禍にもかかわらず韓国留学の動きが活発です。同社での2021年の韓国への留学者数は600人以上。コロナ前と比較して実に1.3〜1.5倍以上の伸びとなっているそうです(2021年12月時点)。留学業界全体が厳しい状況の中で、大幅に伸びているという点が驚きです。
日本支店長の中村智夏氏によると、韓国留学の参加者の年齢層については、近年の特徴として年齢が若くなっているということ。以前は最も多い年代は20代半ばくらいだったのが、最近は高校を卒業して間もない10代後半がメインへと変化したそうです。K-POPやファッション、コスメなど、トレンドに敏感なSNS世代が韓国留学の人気を支えている様子です。
政府の短期留学への規制により、大学附属の語学堂(語学学校)に半年から1年くらい長期で留学に行く人が現在多く、大学の派遣留学に参加できなかった大学生が休学して参加するケースも見られます。
語学習得を目的とした留学が多いのが特徴で、ただ最近は将来的に就労や居住を目的とした留学も出てきているということ。前述のPBL型の動きにも通じるものがあり、不安定な状況の中でなんとか将来につなげたいという思いがあるのでしょう。
K-POPやファッション、コスメなどのトレンドに敏感な、SNS世代の韓国留学の人気が増えていると言います。
このブームの中に小槌杏さんもあって、韓国文化に対する興味を深めたり、将来につながる能力を身につけたいと思い、実際に韓国で勉強することを決めたことが想像できます。
コヅチアン梨泰院「見てみたかっただけ」移住して間もなく
コヅチアンさんが8月末に、韓国に語学留学を始めたとされることから、ソウルの繁華街でのハロウィンは、初体験だったことが想像できます。
来韓してほぼ間もないことから、土地勘なども全くない中、興味本位で奥の方へと入り込んでしまいました。
こうした人混みでもみくちゃの中、有名な梨泰院(イテウォン)の盛り上がり具合を、一度は見てみたいと思ったに違いありません。
人流に身を任せざるを得なくなり、事故があった傾斜のあたりまで、流れに押されながらたどり着いてしまったことが想像できます。
人気のスポットに引き寄せられて、どうにも身動きがとれないくらい、人が集まりすぎてしまいました。
一夜が明けた梨泰院の事故現場を見ると、細い路地の様子と、傾斜がかった歩道が見てとれます。
これだけの狭いスペースに人が集中してしまい、ドミノ倒しのように、立った状態で圧迫死してしまった方が多かったと報じられています。
(出典:FNN より)
大勢の人が折り重なるように倒れ、亡くなったとみられている今回の事故。
一部の地元メディアでは、「立っている状態で押しつぶされ圧迫死した」、「立ったまま気を失った人がいた」などの証言も報じられている。
事故が起きたのは、道幅わずか4メートルほどの細い路地。
下りの坂道になっていて、危険な場所であるのがわかる。
小槌あん埼玉県川口市「交通の便が良い好立地」新大久保も近め
小槌あんさんの出身地が、埼玉県川口市であることが報じられました。
(出典:NHK より)
NHKの取材で、自宅前のインターフォンが映像として流されました。
ご自宅に関する情報などは、現在のところ明かされていません。
埼玉県川口市は、東京都心に近く、武蔵野線が走っていることから、交通の便も良い場所となっています。
こづちあん日本の大学「充実した海外留学制度」東京成徳大学
11月1日、東京成徳大学より、こづちあんさんへの追悼文が発表されたことにより、出身大学が判明しました。
こちらが、東京成徳大学からの追悼文です。
(出典:東京成徳大学 HPより)
学生のソウル・梨泰院での事故遭遇について
2022年11月1日
この度のソウル・梨泰院での事故で亡くなられた方々に哀悼の意を表します。
この痛ましい事故により、誠に残念ながら本学の学生が亡くなられました。希望に満ちた未来ある命が失われたことに大きな衝撃を受け、深い悲しみを覚えます。
亡くなられた学生のご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。
学長 吉田 富二雄
“本学の学生” が、こづちあんさんであることが推測できます。
東京成徳大学は東京都北区にある大学です。
こづちあんさんは、JR川口駅から京浜東北線を利用して、埼京線を乗り継ぐなどして、東京成徳大学に通っていました。
電車で30分圏内の大学でした。
東京成徳大学には、国際学部があり、1年次後期から、すべての学生が、英語圏もしくは韓国に、1年間留学することができます。
まさに、こづちあんさんは、この留学制度を利用して、韓国の大学に留学をし始めた頃でした。
(出典:東京成徳大学 HPより)
国際学科
世界の舞台で活躍できる
語学力・国際感覚を身につける。
1年次後期から全員が英語圏(アメリカ、カナダ、オーストラリア)または韓国に約1年間留学し、国際感覚を身につけます。
帰国後は自文化や異文化、国際関係についてさらに深く学び、視野を広げることで、海外とつながる企業や団体など、幅広い職種に対応できる力が身につきます。
こづちあん大学「コロナ禍でようやく行けるチャンス」建国大学
(出典:ANN より)
亡くなったもう1人の日本人は、埼玉に住む小槌杏さん(18)だったことが分かりました。
ソウルの建国(コングク)大学によりますと、今年から語学留学をしていたといいます。
小槌杏さんの祖父:「本当に突然のことで、言葉もない。かわいい子だったので、胸が張り裂けそう。(8月に)送り出した時『頑張ってね』と繰り返して、まさかこんなことになるなんて思ってもみなかった」
建国大学への留学情報を見てみると、毎年3200名あまりの留学生が、韓国語学習のために入学していることがわかりました。
(出典:毎日留学ナビ より)
建国大学<語学堂のご案内>
「建国大学校 言語教育院」は1990年に建国大学内に併設されました。その後、1998年から韓国語課程がスタート。毎年3200名あまりの留学生が、韓国語学習のために入学しています。経験豊富でアットホームな教授陣による授業が人気の語学堂です。
教育カリキュラムの特徴は、話す・聞く・読む・書く、そして発音とバランスよく学べます。また復習にも重点を置いており、様々なアクティビティによる工夫された授業で、ゲームやクイズなどを通じて実際に活用し、学習効果を高める工夫がなされています。また、新村や大学路などの人気エリアとは少し離れているため、日本人が比較的少ないのも特徴です。
(出典:毎日留学ナビ より)
下記のお知らせは2023年度のものになりますが、建国大学への留学には、春・夏・秋・冬の4つの期間があり、こづちあんさんは、秋期間から入学したことがわかります。
だいたい、9月の上旬には入校して、各クラスに分けられて、学習が始まったばかりだったことになります。
(出典:毎日留学ナビ より)
正規課程の日程
学期:(2023)秋 期間:(2023年)9月6日~(2023年)11月20日 クラス分け試験:8月31日
コロナ禍で、手続きに遅れなどが出る中、こづちあんさんは、無事手続きを終えて、建国大学の門をくぐったばかりだったことがわかります。
建国大学を卒業した有名人に、BTSのJINさん、TWICEのナヨンさん、東方神起のチャンミンさん、SHINeeのミンホさんがいることから、韓国のスターに憧れて、留学した可能性もあったのでしょう。
(出典:BAZZAR より)
(出典:BAZZAR より)
(出典:BAZZAR より)
(出典:BAZZAR より)
10代後半の若者の韓国ブーム、また、有名韓国芸能人を数多く輩出している建国大学への憧れなどが、小槌杏さんを韓国に導いたことがわかります。
しかし、人気の場所が、このような大惨事の現場になるとは、全く想定できなかったことは間違いありません。
これから韓国語を身につけようとしていた若者の命が、本来楽しいはずの場所で失われてしまったことへの悲しみが、ご家族をはじめ、テレビでこの事実を知った日本全国の人々の胸に、激しく突き刺さります。
小槌杏さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
冨川芽生(めい)インスタ画像「モデルもこなすデザイナー」韓国ソウル雑踏事故