「HTB南平岸旧本社」 ~跡地の今 そして今後の姿 ロケ地の公園~
今回は、2018年9月に「さっぽろ創世スクエア」に移転いたしました、知る人ぞ知る『HTB(北海道テレビ放送)旧本社屋』の周辺をご紹介したいと思います。
HTBといえば、大泉洋さんと鈴井貴之さんが全国にまで轟かせたバラエティ番組「水曜どうでしょう」を産んだ放送局です。
1968年に、地下鉄南平岸駅に隣接した札幌の民放放送局第3番目の放送局として開局して以来、札幌の中心地から離れた場所にある唯一の放送局として異彩を放っておりました。
そんな放送局が2018年に開局50周年を記念して栄転。再開発で注目を集める「さっぽろ創世スクエア」への移転に対する歓喜の気持ちと、南平岸からいなくなってしまったという寂しさの両局面を私は感じております。
2021年末、私は久しぶりにHTB旧社があった平岸高台地区に足を運びました。現在の風景、今後の未来について知ったことをここではお伝えしていこうと思います。
南平岸に伝説をもたらしたHTB放送局。ひそかな観光名所をお楽しみください!
南平岸の今 ~ HTBが残してくれたレガシー ~
1.マンション開発と戸建分譲用地へ
2.跡地は「onちゃんHILLS」に
3.「平岸高台公園」に園名碑が新設されていた
4.「極楽寺」は50年間、HTB旧社屋に守られていた
1.マンション開発と戸建分譲用地へ
2.跡地は「onちゃんHILLS」に
3.「平岸高台公園」に園名碑が新設されていた
4.「極楽寺」は50年間、HTB旧社屋に守られていた
【HTB旧本社屋】
<所在地>
札幌市豊平区平岸4条13丁目55
<アクセス>
札幌市営地下鉄南北線「南平岸」駅下車 徒歩4分
<駐車場>
各種パーキング
<所在地>
札幌市豊平区平岸4条13丁目55
<アクセス>
札幌市営地下鉄南北線「南平岸」駅下車 徒歩4分
<駐車場>
各種パーキング

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HTBのレガシーの今
マンション開発と戸建分譲用地へ
マンション開発と戸建分譲用地へ

しっかりと「HTB社屋」と明記されていました。
事業の期間が、令和4年3月31日となっていました。来年の年度末に解体が終了し、
そこから建設が始まっていくのでしょうね。

こちらは、旧HTB社屋裏通用口の表札が残っていて、つい撮影した画像です。
名残感がすごいです。平岸高台の一番上の部分にありました。
歩くとけっこうぜぇぜぇするくらいの勾配を上がります。歴史を感じますね。

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HTBのレガシーの未来
跡地は「onちゃんHILLS」に
跡地は「onちゃんHILLS」に

こちらは、HTBのマスコットキャラクター「onちゃん」です。
「水曜どうでしょう」の人気とともに、全国に認知された特異的な存在ではないでしょうか。
見た目もかわいいですしね。
「水曜どうでしょう」の人気とともに、全国に認知された特異的な存在ではないでしょうか。
見た目もかわいいですしね。
この「onちゃん」が、新しい住宅地集合地帯を総称して『onちゃんHILLS(ヒルズ)』として残ってくれることになったようなのです。「onちゃん」=「HTB」は北海道民としては大多数が一致するワードだと思うので、すごくいいと思います。名前だけで幸せそうな感じを感じます。
やっぱり、「水曜どうでしょう」や「おにぎりあたためますか」ファンが住みたい場所になるのかなと想像します。最近のテレビCMで、分譲開始という宣伝をしていました。問い合わせが殺到するでしょうね。

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HTBのレガシー ロケ地
「平岸高台公園」に園名碑が新設されていた
「平岸高台公園」に園名碑が新設されていた

こちらは、「水曜どうでしょう」で撮影の際によーく映し出されていた「平岸高台公園」の今です。
(2021年)12月ともあり、はっぱを落とした木々が寒々としていましたが、見えないオーラみたいなものを勝手に感じていました。

こちらは、「平岸高台公園」ないに寄贈された園名碑とよばれる石碑です。
2021年5月に新設されたものだそうです。
テレビ番組の石碑がある公園なんて聞いたことありません。
番組も相当特質的なものでしたが、
こうして残されたものも未だかつてなかった形で❝らしさ❞が出ていますね。
2021年5月に新設されたものだそうです。
テレビ番組の石碑がある公園なんて聞いたことありません。
番組も相当特質的なものでしたが、
こうして残されたものも未だかつてなかった形で❝らしさ❞が出ていますね。
園名碑の文言を読んでいくと、平岸という場所の歴史、その平岸という地にあった放送局の歴史が刻まれていてファンならずとも感慨深い文面になっていてとてもいいですね。HTBは、ほかの主要放送局とは異なる場所に位置し、中心地ではないところで独自の番組作りをしてきた放送局で、見事に全国区に広まる人気番組を産み出した偉大な功績のある放送局だと私は思っております。だからこそ、平岸に残してくれたものは大きなものであると感じます。

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HTBのレガシー秘話
「極楽寺」は50年間、HTB旧社屋に守られていた
「極楽寺」は50年間、HTB旧社屋に守られていた

こちらは、HTBが平岸にあったときの地図ですが、「極楽寺」は、坂の上のHTB旧社屋のさらに上の方に位置しています。
極楽寺の住職、巌城孝憲さんは、HTBの建設から移転までの50年を見守られていた方で、2022年1月にあった暴風雪の時のお寺のある変化に気づいたそうです。
極楽寺の住職、巌城孝憲さんは、HTBの建設から移転までの50年を見守られていた方で、2022年1月にあった暴風雪の時のお寺のある変化に気づいたそうです。
2022年2月の取材で訪れたときに、住職が教えてくれました。

お寺の窓がビシビシ鳴ったり、揺れたりしたんだそうです。今までなかったことだったようで、よくよく考えてみたら、HTBの旧社屋が北西の風を防いでくれていたんだということに気づいたようで、50年間HTBのおかげで、暴風雪から守ってくれてとても感謝していますとのことでした。
後々になって判明したHTB旧社屋の功績に、意外なレガシーを知ることとなりました。

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この記事のまとめ
「南平岸」とは、地下鉄南北線「南平岸」駅の「南平岸」であって、本来は南平岸という地名はないのです。しかし、HTBの存在が、「南平岸」というワードを一般化し、平岸高台地区の知名度を広げてくれたという経緯があります。
そんな身近なHTBが、STV・UHB・TVH・NHK、他の放送局が立ち並ぶ北1条ラインに移転してしまって本当は寂しい気持ちが強いのですが、HTBが平岸への感謝と愛する気持ちを残してくれたものが目に見える形になっていたので、ぜひこれからも聖地として巡ってほしいなと思います。
そんな身近なHTBが、STV・UHB・TVH・NHK、他の放送局が立ち並ぶ北1条ラインに移転してしまって本当は寂しい気持ちが強いのですが、HTBが平岸への感謝と愛する気持ちを残してくれたものが目に見える形になっていたので、ぜひこれからも聖地として巡ってほしいなと思います。


HTBが残してくれたレガシーとは、
1.マンション開発と戸建分譲用地へ
2.跡地は「onちゃんHILLS」に
3.「平岸高台公園」に園名碑が新設されていた
4.「極楽寺」は50年間、HTB旧社屋に守られていた
2.跡地は「onちゃんHILLS」に
3.「平岸高台公園」に園名碑が新設されていた
4.「極楽寺」は50年間、HTB旧社屋に守られていた


南平岸は、交通の便もいいですし、飲食店があって日常品の買い出しもできて住みやすいところです。
こじんまりとしたマンションもありますので、住むにもいいところ、さりげなく見に来るのにもいいところです。
きっとこれからもHTBに携わる人々と南平岸とのお付き合いは続いていくものと思います。
知る人ぞ知るホットスポットのこれからも見守っていきたい気持ちでいっぱいです。
こじんまりとしたマンションもありますので、住むにもいいところ、さりげなく見に来るのにもいいところです。
きっとこれからもHTBに携わる人々と南平岸とのお付き合いは続いていくものと思います。
知る人ぞ知るホットスポットのこれからも見守っていきたい気持ちでいっぱいです。