2022年8月24日午前9時ごろ、堺市東区の集合住宅の一室で、住人の荒牧愛美さん(29)と3歳の娘、リリィちゃんが遺体で見つかった事件は、発見から1週間が経った8月31日に、ブラジル国籍の夫バルボサ・アンデルソン・ロブソン(33)を殺人の疑いで全国指名手配としました。
この記事では、荒牧愛美さんの夫、バルボサ・アンデルソン・ロブソンを事件の犯人と断定し、全国指名手配に至るまでのまとめとしてお伝えしていきます。
荒牧愛美facebook顔画像「美人なうえに貯金でコツコツ」大阪堺集合住宅事件
地元ラジオCBNロンドリーナ「親族宅に潜伏している可能性がある」
2022年8月31日時点、警察の捜査の結果、荒牧愛美さんの夫、バルボサ・アンデルソン・ロブソンは、8月22日(犯行当日)の夜に、成田空港から飛行機でブラジルに向けて出国していたことが確認されました。
この日本での痛ましい殺害事件に関して、バルボサ・アンデルソン・ロブソンのことを報じる現地報道は以下のとおりです。
【8月29日 地元ラジオ「CBNロンドリーナ」午後のニュース】

- 高校:Colegio Estadual Professor Vicente Rijo
- 出身:(ブラジル パラナ州北部にある都市) Londrina (ロンドリーナ)

警察は、母娘殺人事件でブラジル人を指名手配リストに入れました
司法解剖の結果、2 人は刺し傷の直後に死亡したことが示されました。行方不明の夫を捜索しています。
【以下記事本文】
日本人の荒牧愛美さん(29)と彼女の3 歳の娘リリーさんが堺市(大阪府)で殺害された事件の最新ニュースは、警察が彼女の夫に全国捜索命令を出したことです。ブラジル人バルボサ・アンデルソン・ロブソン、33歳、殺人容疑者。
水曜日の午後 (31日)、警察はブラジル人のアンダーソン ロブソン バルボサの写真を公開しました。 警察によると、殺人は8月20日から21日の間に行われたとみられ、ナイフは寝室で発見された.。警察は、アンダーソンが8月22日月曜日に成田空港経由でブラジルに搭乗したことを発見した。
(ポルトガル語 → 日本語翻訳 より)

日本で妻と娘を殺害した疑いで、警察はブラジル人を指名手配リストに載せた
アンダーソン・ロブソン・バルボサが名前を挙げられ、当局は彼がブラジルに逃亡したと述べた
【以下記事本文】
日本の警察は、堺 (大阪) で妻と娘を殺害した疑いで逮捕状を取得した後、今週の水曜日 (31日) に 33 歳のブラジル人を手配リストに入れました。テレビ朝日と他の放送局。
同時に、アンダーソン・ロブソン・バルボサ容疑者の名前が公表され、警察は彼が成田(千葉)空港で飛行機に乗った後、先週の月曜日の夜(22日)にブラジルに逃亡したと発表した。
このブラジル人は、妻の荒牧愛美さん(29)と娘のリリーさん(3)を殺害した疑いが持たれている。先週(24日)水曜日、堺市の自宅アパートで遺体で発見された。
検死により、犯罪の残虐性が明らかになった。犠牲者には 10 か所以上の刺し傷があり、中には心臓や肺などの重要な臓器に当たる深い刺し傷があり、即死したものもありました。警察によると、これは加害者に強い殺意があったことを示している。
さらに、女性の顔には攻撃的な痕跡がありました。
司法解剖により、彼らが月曜日の夜(22日)頃に死亡したことがさらに明らかになりました。
共同通信によると、死体の近くで凶器と思われる血痕のついたナイフが見つかった。
月曜日の朝(22日)、ブラジル人は職場に電話をかけ、事故に遭ったため 2 週間の休暇を取る必要があると伝えました。その後、彼は姿を消しました。
警察は、彼が住んでいたアパートから約 1 キロ離れた鉄道駅でブラジル人の自転車を発見しました。
テレビ大阪によると、愛美さんの友人は夫と別居を考えていて、結婚したくないと話していたという。
「まなみちゃんが妊娠した時、夫は『死ね』みたいなことを言っていた。義理の目の前でも、リリィちゃんをぎゅっと抱きしめて娘に怒鳴っていた」と友人は語った。
警察は、容疑者のブラジルでの所在に関する情報を求めています。捜査中の黒山警察署の電話番号は072-362-1234。
(ポルトガル語 → 日本語翻訳 より)
夫婦の関係、友人の証言「お前が甘やかすから子どもがダメになる」
荒牧愛美さんの十年来の友人だという女性による、「妊娠中」および「育児期」の荒牧愛美さんに対するバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者の発言・行動についての証言
・夫が愛美さんの両親がいる目の前で、リリィちゃんの腕をつかんで、頭がぐらんぐらんになるくらい揺さぶって怒鳴る。愛美さんがすぐに止めに入ったが夫は「お前が甘やかすから、こいつはこんなんなんや」と怒鳴ったと聞いた
・離婚について今後どうするか 話をするとメッセージがあった。(愛美さんは)離婚したいとずっと言っていた。最初から結婚したくないと言っていた
友人の女性は、また「愛美さんはいつもリリィちゃんのそばにいて、リリィちゃんもママが大好きで、ママと離れると嫌がるくらいママが大好き。(2人との)思い出がたくさんありすぎて、思い出すことがつらい」と述べ、事件前に、愛美さんが夫についての悩みを友人に相談していたことを明かしました。
夫婦を知るマルコス・エノハタさんの証言「一緒に暮らしていなかった」
荒牧さん夫婦を知るという、マルコス・エノハタさんの証言では、「一緒に暮らしていなかった」という情報が浮上しました。
「彼は家族と一緒に暮らしていなかったと思います。離れて暮らしていたと思います。」
(Q.夫はどこに住んでいた?)「違う場所です。正確な場所は分かりませんが、彼は妻と一緒に暮らしていませんでした」
(出典:ANN NEWS より)
このマルコス・エノハタさんの話によって、荒牧さん夫婦が同居しておらず、別居していたことがわかります。
先ほどの愛美さんの友人という女性の話と合わせると、愛美さんとバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者の関係は、愛美さんの妊娠中からすでに冷めきっていたと推察されます。
近隣住民からは「家族仲が悪そうには見えなかった」という声が聞かれました。
(Q.今まで家に関するトラブルは?)トラブル自体は、この辺では全く見てなかった。
(Q.出かける時は3人一緒?)基本的に3人一緒で行動しているというイメージです。ちょっと無表情で、あまり反応はない感じだったんで、律義だなと思うご家族でした。
ブラジル国籍夫の勤務先での印象も、先ほどの近隣住民の声と似たようなものでした。
(Q.男性の勤務態度は?)まじめにやってましたけどね。無断欠勤もなく。仕事はまじめにする感じやったけど、ちょっと感じたのは、キレるようなところもあったかなというようなイメージ。
勤務先では、「キレる」一面が少し出ていたようでした。
バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者が愛美さんに露わにしていた態度や暴言、リリィちゃんに対する扱い方など、気性の荒さが家庭では顕著で、職場では抑え気味に過ごしていたことがわかります。
推定犯行日時と事件発覚当日
推定犯行日時
警察の調べによると、バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者は8月20日から21日ごろ、大阪・堺市のマンションの一室で、妻の荒牧愛美さんと娘のリリィちゃんを刃物のようなもので複数回刺して殺害したと見ています。
8月22日の朝にバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者は勤務先に、「事故に遭ったので2週間会社を休む」「自転車で転んで手を怪我したので病院に行きたい」「腕に怪我したかもしれないから病院に行きたい」などの理由を告げました。
勤務先の関係者の方の証言
夫の勤務先関係者:「(Q.1回目と2回目の電話で(夫の様子に)違いは?)(夫は)元気がないような感じだったと。2回目の夕方の時は、エコーのかかった響くような感じだった。電話が遠かった、聞き取りにくかったと。病院なのかと聞いたら『自宅です』と言っていたみたいだ、本人は」
また、愛美さんのスマホを使って、愛美さんのお母さん宛てに「病気だから家に来ないでほしい」とメッセージを送ったことが捜査の中で分かっているようです。愛美さんのスマホは、バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者が保持しているとされ、捜査の段階で見つかっていません。
遺体発見を遅らせるための偽装工作をしていたと捜査関係者は見ているようです。
事件発覚当日
荒牧愛美さんと娘のリリィちゃんが巻き込まれた事件の概要はこのようになっています。
- 荒牧愛美さんの父親が、8月24日午前1時過ぎに「娘夫婦と22日の夕方以降、連絡が取れない」と通報
- 8月24日午前9時頃、警察と消防がベランダの窓ガラスを割って室内に突入。その時、玄関や窓は施錠されていた
- 荒牧愛美さんとリリィちゃんはベランダに近い洋室で倒れていて、その場で亡くなってるいることを確認
- 2人の上半身には刺されたような傷が複数あった
- 父親とされるブラジル国籍の男が行方不明となっていて、勤務先には「怪我のため2週間休む」連絡があった
その後の、愛美さん・リリィちゃんの遺体発見後の司法解剖の結果、二人の遺体には数十か所以上の刺し傷があり、ひどくは心臓まで達する箇所もあり即死だったと断定しました。
また、愛美さんの右手首には抵抗する時に残るという「防御創」と呼ばれる痕もあったことから、犯人の手になんらかのダメージが残っている可能性がありました。
犯行現場の見取り図はこちらです。
(引用:MBSニュース より)
遺体発見時の様子はこのようになっています。
(引用:FNNプライムオンライン より)
事件の場所は、大阪府堺市東区日置荘西町7丁33「エアリーヒル」というアパートの一室でした。
(出典:Nスタ より)
事件発覚から3日後、夫がfacebookで発信した言葉
バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者は、8月27日朝8時頃、自身のfacebookのコメント欄にこのような言葉を残しています。
(※自動日本語翻訳による日本語変換)
大阪府警が全国指名手配へ
大阪府警は8月31日、行方が分からなくなっている荒牧愛美さんのブラジル国籍の夫を殺人の疑いで公開手配しました。
事件に関する情報提供は、大阪府警 黒山警察署(072ー362ー1234)となっています。
ブラジルパラナ州ロンドリーナの市民から不安の声
2022年9月2日 NHKから、バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者の出身地、パラナ州ロンドリーナからの住民の声が報じられました。
20代の男性「ブラジル人に対する否定的な見方が出てくると思う」
50代の女性「彼がもしこの町にいるのであれば、いずれ見つかると思う。自分がしたことの代償を払うべきだ」
地元のテレビ局に勤める40代の記者「この町で生まれた人物が犯罪を犯し、おそらくここに戻ってきているというのは憂慮すべき事態だ。情報が少ないことが状況をさらに悪くしている」「この人物がわれわれの町にいるのかどうか、警察には早く状況を明らかにしてほしい」
ブラジルの当局は一切の発表を控えていますが、ブラジルの警察の担当者は地元メディアに対し、日本政府からバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者をブラジルの法律で罰する「代理処罰」の要請があれば捜査を行うことになると話していると報じています。
現地ロンドリーナでは情報が錯綜
2022年9月3日 NHKから、バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者が逃亡したとされる現地ブラジルロンドリーナの情報が更新されました。
バルボサ容疑者の出身地、南部パラナ州のロンドリーナは、日系移民が多く住み、日本との交流が盛んなことでも知られ、現地の日系人社会にも事件の波紋が広がっています。
70代の日系2世の女性「日本人と結婚したブラジル人が、このようなことをするのは恥ずかしい」
50代の日系3世の男性「日本で悪いことをしてこちらに逃げてそのままになっている。日本とブラジルの警察で対応してほしい」
事件をめぐってブラジルのメディアの報道が過熱しています。
現地の主要なテレビ局は2日、バルボサ容疑者の弁護士の話として、ブラジルに戻った本人が事情を説明するため地元当局に出頭する見通しだと伝えました。
また、別のテレビ局は、中東を経由してブラジルの国際空港に到着したバルボサ容疑者が、出迎えた母親の車でパラナ州に入ったと報じるなど、さまざまな情報が錯綜しています。
2022年9月3日 FNNの報道では、ブラジルの現地警察が「肉親の家に潜伏している」と明かしたと報じています。
ロンドリーナ 市民警察殺人課・課長「私たちは、彼の(バルボサ容疑者)潜伏先を把握しており、毎日市民からの通報もあるので、指示が出たらすぐに彼を拘束する」
一方、バルボサ容疑者の弁護士が2日、「すでに警察当局と必要な連絡を取っており、折を見て出頭する」「事実の解明に協力する予定だ」と説明しているとも報じられています。
2022年9月3日、NNNの取材によると、バルボサ容疑者の弁護士が、バルボサ容疑者本人が来週(日本では今週)必ず事件についてメディアに説明をすると話したとされています。
バルボサ容疑者の弁護士 「彼は一度も無罪だと言ったことはありません。いま報道されている状況よりももっと複雑な事情を彼自身が説明する」
バルボサ容疑者は、「ブラジルの連邦警察にも事情を説明したい」と話しているということです。
【追記】バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者は「薬物常習」
2022年9月7日の『週刊文春 電子版』で、バルボサ容疑者の裏の顔が明かされました。
(出典:『週刊文春 電子版』より)
「バルボサ容疑者には覚せい剤や暴行などで複数の前科がある」(捜査関係者)
バルボサを知るブラジル人男性が明かす。
「彼は昔から、麻薬中毒なんですよ。ブラジルにいた頃から友人たちの間では常習者として
知られていました。日本に入国してからもやめていませんよ。彼は大阪のミナミのクラブや
バーで遊び歩きながら、半グレのグループと交流して、麻薬の売人のようなこともしてい
た。 “アンディ” というニックネームを名乗っていました」
裏の世界では「アンディにいえば薬物が買える」という存在だったという。
愛美さんとの再婚後は更生したかのように振る舞っていたバルボサ。
「愛美さんには『自分は麻薬をやっておらず売っていただけ。麻薬なんかやる奴はバカだから』と、常習者だったことを隠していたようです」(同前)
「彼は気が短く、自分が強く出られる相手を選んで暴力をふるう癖があった。酔っ払いが集
まり、喧嘩沙汰の多いことで有名なミナミの某クラブにもよく出入りしていた。朝まで酒を
飲んで暴れたことが何回もあったそうです」(同前)
前妻との別れ際にも「暴行癖」をのぞかせていた。
「前の奥さんは素行の悪い彼から逃げ出そうとしたんですが、彼は異常に相手に執着する。
離婚が成立する前後、彼は奥さんにストーカーのように付きまとい、DVまがいのこともし
た。結局、不法侵入で警察沙汰になりました」(同前)
バルボサ容疑者はバツイチだったことがわかり、前妻にはDVまがいのことをして逃げられたということです。
愛美さんに対しては、「薬物常習」を隠して暴力に至った結果、帰らぬ人となってしまいました。
母国ブラジルで、弁護士を立てて弁明に至るようですが、決して彼の言葉、そしてその言葉を弁護する者の代弁は、信用できるものではないことがわかります。
荒牧愛美facebook顔画像「美人なうえに貯金でコツコツ」大阪堺集合住宅事件